2.虫歯はみがいても治らないが、歯肉炎はブラッシングで改善される。 (目次へ戻る)

 ●歯肉炎は歯肉にのみ炎症が限局した状態で、歯根膜や歯槽骨は破壊されておらず歯周炎の前段階です。その特徴をまとめると次のようになります。

1.第1原因は、プラーク細菌の増大による感染症である。

2.炎症は歯肉に限局している。

3.プラーク細菌を取り除けば炎症は消退して、健全な歯肉に戻る。歯肉炎は若年者に多くみられ、短期間で改善されることが多い。
 
 この点が、一度かかると治らない虫歯と大きく異なる点です。
がんばってブラッシングしましょう。

 ●少し専門的になりますが、参考までに学童期に見られる歯周疾患をまとめてみます。

A.歯肉炎: 炎症が歯肉に限局し、前歯(まえば)に多く見られます。
  
   a.単純性歯肉炎: ブラッシング不足が原因で、最近は軟性食品・付着性食品などの影響で高い頻度で見られます。
 
  b.思春期性歯肉炎: 思春期の児童に多く、歯ぐきが腫れ、少し刺激するだけで出血します。 
 
  c.歯肉増殖症: 歯ぐきの腫脹がおこります。抗てんかん剤を常用している児童に見られることがあります。

B.歯周炎: 歯根膜や歯槽骨の破壊がおこります。
  
  a.若年性歯周炎: 希に見られます。歯槽骨の吸収がおこり、深いポケットや歯の動揺が生じます。

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