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平成15年度 「歯の一口メモ」西条市報掲載済み原稿

8月号 口腔ケア講演会の報告

「口からの全身健康」−高齢者介護現場における口腔ケア−

 去る6月8日(日)西条市民センターにおいて、岡山万成病院歯科医長 小林直樹先生(病院歯科介護研究会創設者・前会長)と歯科衛生士の藤原ゆみ、武川文絵両先生をお招きし、350名もの御出席者の中、講演会を開催致しました。
今回は講演の後、実技セミナーが行われました。
車椅子とベッド上で個々の症例に応じた口腔ケアの方法を実際の患者さんを想定し行い、義歯の取り扱いの説明もありました。

口腔ケア(口腔清掃+口腔リハビリテーション)は、虫歯、歯周病を予防するだけでなく、高齢者に多い肺炎や口腔乾燥、口の機能の衰えをも予防する効果があります。
さらには脳に対しても刺激が加わる為、痴呆の予防、意識レベルの向上等様々な効果があります。
また入れ歯も、本来の役割の他に、顎の関節のズレや、舌などの異常運動を防止し、さらに脳への血流の増加や座位耐久性の改善など、高齢者の日常生活動作(ADL)を向上させるために無くてはならないものなのです。

口は生きる根源です。この講演が、より多くの要介護高齢者の口腔環境の改善に役立てば幸いです。