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平成15年度 「歯の一口メモ」西条市報掲載済み原稿

10月号 唾液は健康に深く関わっています

 貝原益軒の養生訓に「唾液は体の潤いであり、変化して血となる。唾液は吐くな飲み込むべし」とあります。
さらに、「年老いても唾液が多いと健康である。唾液には、老化予防のホルモンが多く含まれている。また唾液の量が多いことは、消化液の分泌も多く体が若いことを意味している」と記しています。

唾液は1日0.6〜1.0リットル分泌されます。常に口の中には2〜3ミリリットル存在し、その内1ミリリットルは口腔底に、1〜2ミリリットルは粘膜や歯面に存在しています。 
現在、証明されている唾液の作用をまとめると次のようになります。

@口の中をきれいにする(自浄作用)
A食べ物を消化する
B咀嚼・嚥下・味覚を助ける
C微生物と戦う(抗菌作用)
D口の中のphを調整する(緩衝作用)
E粘膜を守る(潤滑作用)
F歯を守り、修復する(再石灰化作用)
G発音を助ける

海原益軒が養生訓を著したのは84歳で1本の歯も失っていません。
現在の「8020」は軽く達成しており、養生訓に学ぶ術は、たくさんありそうです。