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平成15年度 「歯の一口メモ」西条市報掲載済み原稿

1月号 唾液のお話 

ふだんその存在をあまり意識しない唾液。
皆さんは唾液のはたらきをいくつぐらいご存知ですか。

@防御・潤滑作用(機械的・温度的・化学的刺激から粘膜を守る)
A消化作用(アミラーゼによるでんぷんの消化)
B抗菌作用(口の中の細菌群をコントロールする)
C味覚への関与(食物は唾液と混じって初めて味を感じる)
D緩衝能(食後の酸度の変化をおさえる)
など、数えあげたらきりがありません。

唾液は1日に1〜1.5リットルも分泌されますが、その大半は体内に吸収された後、唾液腺でまた新しい唾液としてつくられます。
いわば唾液は自然のリサイクル物質なのです

。もし唾液の分泌が減少したら、咬みにくい・しゃべりにくい、入れ歯が合いにくい、口の中の傷やただれ、虫歯や歯周病の進行など、多くの問題が生じてきます。

唾液の分泌は年齢とともに若干減少してくるようですが、他にも特定の薬剤などを服用していると、口の渇きが副作用として現れてくることがあります。
また糖尿病などの生活習慣病でも口の渇きが増します。
そのような症状が最近続いているようであれば、一度専門医の診察をお勧めします。